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4話　キセキ
紅い髪の少女はこちらをスッと見るとこう呟いた。

「……叶えたい願いがあれば……闇に祈りなさい……暗き森の奥で……」

少女はそう言い残すと霧のように消えうせた。

え・・・…何今の?

幻!?夢!?

そう思って何度瞬きしても目の前は見慣れた教室。

「やっぱり……夢?」

でも……少女の言った言葉が脳裏に響く。

私は……願いを叶えたい!!

*魅音目線*

屋上……

強い風が私の髪を揺らす。

屋上は私の好きな場所。

ここから見える青い空はいつも変わらない。

あの子もこの空を見上げているのかな・・・…。

……いけない、本題を忘れるところだった。

『アキ、どうだったんです?』

私は暗い影に向って呼びかけた。

すると、暗闇からメイド服に身を包んだアキが現れる。

「問題はございません、魅音様」

『……そう』

私はそっと目を伏せた。

今日のお願いは何ですかね?

私はアキを連れ、家路へとついた。

今宵も悲しい宴が開かれるのね……。

*続く*

あの子って誰だー
って感じですよねｗ

実はこの小説、桜姫のもう一個の小説と多少リンクしてます。

パラレルワールド感覚で……
スイマセン、意味不ですね。