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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 漆黒の闇薔薇園 ( No.46 )
- 日時: 2009/10/13 21:06
- 名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: Sn/ReK/b)
- 参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573
6話 Die Puppe, die eine Farbe der verzerrten Wunschbestrafung rot ist, und zu wo gefärbt wird?
闇が覆う部屋の中、足元には倒れた1人の少女。
『アキ、ユキ、この子を御家まで連れていってあげてくれます?』
「「了解しました」」
アキとユキは少女を抱えると部屋を出て行った。
部屋には私だけが残る。
私は部屋にあった鏡の前に立つと鏡に向って呟いた。
『漆黒鏡鳴』
鏡に波紋が広がる。
私が鏡から離れると鏡から3人の少女がズルリと這い出してきた。
そのうちの一人、銀髪の少女が微笑みかける。
『今晩は……お元気でしたか……?』
この子は翼園 闇華……私と同じ悪魔だ。
もう一人の黒髪の子は霧影 紫苑。
この子も悪魔で私の仲間……。
最後に紅い髪の十六夜 夜蝶……。
相変わらず無口で可愛いですわね。
すると紫苑が口を開いた。
『霧椏はどうしたの?』
霧椏というのはこれまた悪魔で私の御友達なんだけど……本日は欠席。
まぁいいですわ。
私はニヤリと笑うと言った。
『さぁ……今宵も愚かな願い……叶えてさしあげましょう』
*続く*
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