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1章　　悪魔への便り
2話　朝


ある日の朝……。

召使のアキとユキの声が耳に響く。

「魅音様、起きて下さい」

「本日は学校でございます」

眠気が激しく体を襲う。

正直、私は低血圧です……。

朝は苦手……。

ボーッとしつつ布団から起き上がり、二人の作った朝食を食べる。

私は潜入も兼ねて一応高校に通っています。

15歳なので……。

いそいそと二人に手伝ってもらいながら服を着替える。

「「いってらっしゃいませ」」

二人に見送られ、私は学校へと向かう。

森を超えていくためかなりの距離だが別にどうってことないです。

フアァ……眠いです……

でも仕事のため、我慢です……。

今日も哀れな願いが届くのだから。

そのためにも……ね