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3話　ネガイゴト
学校で……。

毎朝のことだが教室は騒がしい。

貴女方本当に高校生?ってくらい子供な方々ばかり。

正直……呆れる。

私は溜息をつくと視線をそらした。

いつもと同じ光景。

だが、違うことが一つあった。

「渉子ぉ〜悪いんだけどぉ、宿題見せてぇ?」

クラスの人気者…?の縲の声が響き渡る。

縲に話しかけられた渉子は……

「嫌」

と即答した。

それは私も同感。

宿題っていうのは自分でやるもの。

しかし、縲は

「何よぉ渉子のケチぃ」

とふてくされる。

正直この人間は見ているとイライラする。

すると、私は一瞬ある気配を感じた。

……この気配は……。

私は教室を出ると屋上へと向かった。


*渉子目線*

何よ!!縲の奴……

私にばっか言ってきて

しかも男子たちなんてあれを可愛いって!?

信じられない!!

もう、あんな奴大嫌い!!

縲は男子たちに囲まれわざとらしそうに笑っている。

あんな奴いなくなればいい!!

誰か……アイツを消して!!

そう思いつつ私は放課後一人教室へ残った。

すると私の前に紅い髪の少女が現れた。

「……貴女の願い、叶えて差し上げます……」

え・・・…?

誰……?