ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

歪みの国のアリス ( No.0 )
日時: 2009/10/09 21:31
名前: @francday (ID: rOrGMTNP)

えーとはじめまして。まぁはじまります。
original(オリジナル)なんで。

登場人物
・朱尾 晶(しゅびあきら)14歳
 一応主人公。
・伊佐 優魅(いさゆうみ)15歳
 晶の幼馴染。脇役。
・チェシャ猫
 謎の人物。物語の鍵になる。
・シロウサギ
 時々現れる。












——夢というのは、覚めると現実世界との区別がつか  なくなる。
・・・うわぁ。大きな口。まるで赤ずきんちゃんを喰べるオオカミの口みたいだ。・・・・・口!?
俺は思いっきり起き上った。
その人はほっそりとした顎に、鼻の上を隠すごとく、フードで隠されている。
—そして、のんびりした声でこういった。
「おはよう。アリス。」
優しい・・・声・・・?っ!そんなことより!
「おおおおおお前っ!誰だよ!」
俺はその人の座っているところをみた。
・・・机の上・・・。
男の人・・・なのかな・・・?
「あっあのぉ・・・。どちらさんですか?」
猫なで声でいってみた。
「・・・・・僕はチェシャ猫だよ。アリス。」
・・・アリス?
「はぁ!?アリス!?あっあのさ!俺一応男なんです けど!」
「さあ、アリス。シロウサギを追いかけよう。」
・・・俺の説明は?
「ウっウサギを探しているんですか?」
おびえている・・・。
「ちがうよ?アリスが捜すんだよ?」
「おっ俺は晶!アリスじゃないッ!確かに!アリスと 音程はいっしょだけどっ・・・!俺は男だし!、ア リスじゃないッ!」
ハァッハァッ  ・・・・息が、つづっかない・・。
「さあ、アリス。シロウサギを追いかけよう。」
こいつ・・・人の話をまったく聞いていない・・・。
「さぁ・・・・。」
手をよこしてきた。
「うっあぁぁ・・・。ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
怖くなって逃げ出した。
怖い怖すぎる。なんで誰もいないの?
なんで?なんで?
廊下は無限に続いている。いやになるくらい。
ある教室に入った。誰かいる!!
「あのっ。・・・・っ!?」
これは・・・。人?
一見普通のサラリーマンに見えるが、サラリーマン・・・いや、普通の人にはついていないものがある。それは・・・。耳。兎の・・・耳。
そして、腕と足と首のない人形をもって・・・。
♪ウデウデウデ ウデはどこだろ♪
♪ウデがなければ ボクに触れてもらえない♪
「——たりないなぁ」
びくっ
「アリス・・・。」





好評だったら続く。