ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 人・類・滅・亡・リモコン ( No.18 )
- 日時: 2009/12/30 15:40
- 名前: 唄子 ◆pHAblsSAME (ID: PQvy21Xz)
第五話 会議
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あたしの部屋の中で、今、会議が行われている。
「本部はこの国にあるみたいね」
「本当かな……? 外国だと思うんだけど……」
「あと、地下に爆弾と本部があるって聞いた。地球を壊.すには爆弾がかなり地下にないといけないから……多分上部マントルがあるくらいの深さにありそう」
「だから、外側からは本部を見ることはできないかもね」
その時、インターホンの音が聞こえた。
「誰ですか?」
「松島……真子。お願い、杏江達、仲間に入れて! 情報なら沢山あるから」
「……皆、どうする?」
「いいよー。味方は大歓迎!」
「じゃあ、真子、入って」
「ありがとう!」
こうして、真子が仲間になった。
「ところで、真子。本部が何処にあるか知ってる?」
「アメリカの……ヒューストン」
外国か。結構遠い。日本という噂もあったけど、嘘だったんだ。
「……ウチの親.父が働いている所ね。親.父は宇宙飛行士だから」
「え!? って事は……テレビで言ってた明日原さんって香里のお父さんなんだ……」
それならば、失敗することはできない。家族の未来もかかっているから。
「じゃあ、飛行機のことを考えて……それなら、偽の学年通信を作るから、それを家で配って!」
「え!?」
「大丈夫よ」
ちなみに、その内容とは、これだ。
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一年生 学級通信
紅葉の季節ですね。これからは、遠足など楽しい行事があります。楽しみにして下さい。
(中略)
冬の研修旅行について
本校では、英語の勉強を充実させるため、今年から研修をすることになりました。行先はアメリカです。生徒の皆さんにとっては充実した旅行になると思います。
(以下、省略)
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けっこう学年通信と似ているが、やっぱり心配だ。
「いい、家で配るのよ?」
これで、会議は終わった。
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