ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 人・類・滅・亡・リモコン ( No.204 )
- 日時: 2010/01/03 17:45
- 名前: 唄子 ◆pHAblsSAME (ID: PQvy21Xz)
番外編 リーダーの苦しみ
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これは私が小さい時の話。
私が物心ついた頃、私はよく本部の中を走り回っていた。そして、よく部下に遊んでもらっていたの。
「こんにちは、また来てくれたのかい」
「うん、私にとってジェイコブは王子様なの」
実は私、その頃は日本語を知らなかった。日本人だけどね。
ジェイコブというのは、部下の名前。カッコいい十九歳くらいの人だった。ジェイコブは、私の初恋の人。私にとても優しくしてくれた。
でも、私の恋を邪..魔する部下がいた。今思えば、その人は無..礼者なんだけどね。
「そこの餓..鬼、どいて」
「キャアッ」
その部下は私を転ばせた。
「おい、ソフィア、やめておけよ、雑用係だろ、お前」
「ジェイコブがDARK GODのメンバーになったから私はジェイコブを追って雑用係になったのに。こんな餓..鬼と遊んでいる暇があったら私と話をしてちょうだいよ」
私はソフィアが嫌いだった。ジェイコブと遊ぶ時間を台無しにするから。台無しにされるたびに、私は大声で泣いていた。
ある日、私の部屋にジェイコブが来た。
「……ごめん、ソフィアは僕の友達なんだ。でも、君を苦しめてしまう。今日はソフィアの仕事が多いから、僕と一緒に遊ぼう」
「うん」
ジェイコブと遊んでいた時は幸せだった。
……後でとんでもない不幸に襲われることも知らずに。
私達が遊んでいるのを、ソフィアは見ていた。
「おのれ、あの餓..鬼……」
ジェイコブと遊んだ次の日、事件は起きてしまった。部屋でお父様が倒れてしまっていたのだ。
「お父様、お父様!」
しかし、お父様は意識が無かった。すっかり冷えきっていた。
後で、ソフィアがお父様の朝食に毒.を入れていたことが分かった。
「ソフィア……許さないわ」
私はソフィアを.憎..んだ。すると、幹部が私に話しかけた。
「雑用係のソフィアが許せないのですか」
「うん」
「貴方が次のリーダーです。だから、ソフィアを.消..してしまいましょう」
私はその頃は幼い子。だから幹部に頼った。
「それでは、作戦を実行しますので、少々お待ち下さいね、リーダー」
「うん」
その後、ソフィアは.毒..ガスの部屋に入れられた。
「バイバイ、ソフィア」
「ギャアアア!」
ソフィアは、その部屋で倒れた。ソフィアが倒れた後、私はジェイコブを幹部に昇格させた。私に優しくしてくれたお礼にね。
……この小説を読んでいる皆さん、私がどれだけ力を持っているか分かって下さったかしら。私に逆らえば、どうなるか分かっていますわよね? だから、地球の皆さんは私に従うべきなのよ。
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