ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 人・類・滅・亡・リモコン ( No.66 )
- 日時: 2009/12/30 16:03
- 名前: 唄子 ◆pHAblsSAME (ID: PQvy21Xz)
第十一話 DARK GODの世界征服
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……さっきニュースで見たリーダーの話は、かなりムカついた。テレビ局がある国全てでリーダーの話が放送されたらしい。恐らく、リーダーは手下を増やすつもりだろう。でも、0歳の子供を犯罪組織にやる親なんているのか……? リーダーは多分バ.カだ。人類滅.亡させるならそこんとこ考えろ。
「次のニュースです。さきほど、日本国憲法が廃止されました」
は? おい、そんな冗談ありかよ。
「DARK GODリーダーが『日本国憲法を廃止しなければ人類を今、滅.亡させる。嫌ならば、私が作った憲法を発布させよ』と言ったので、議会は賛成し、『ダークゴッド憲法』が発布されました」
おいおい、日本の議会はどうなってるんだ?
「憲法を一部、紹介します」
簡単に言えば、DARK GODに逆らうな、って事じゃねえか。リーダーは勝手だな……。
次の日、クラスはダークゴッド憲法の話で盛り上がっていた。
「ねえ、奈央土……ニュース見た?」
美音子が俺に聞いた。
「ああ、アイツら……許さねえ」
俺がそう言った瞬間、向こうからガラスの割れる音がした。多分DARK GODの奴だ。
「ここに奈央土という奴はいるか。……向こうにいる奴のようだな。城島、儀真、松代。奈央土という奴をやってやれ! 他の奴はクラス全員を……」
こいつは多分幹部だ。女子は美音子以外泣いている。
「望む所だ。俺は喧嘩上等だ」
俺はそう言って、かかっていった。
……しかし、相手は思ったより強かった。俺の場合、三人が相手だが。
「お前……城島って言ったっけ、結構強いな。喧嘩上等の俺とはいい勝負だ」
「当たり前だ。これぐらい強くないと下っ端にもなれねえし」
下っ端にもなれない……か。確かに向こうで美音子や提雄も苦戦している。クラスの奴は無傷だが。
「奈央土先輩、来ました!」
正義と満彦が俺を手伝いにきた。
「来たか。なら、向こうで提雄を手伝え」
「分かりました!」
二人が向こうの下っ端と闘うと、下っ端はほとんど倒.れた。
「……退去命令だ。全員、着いてこい!」
幹部……命令しているぐらいならお前も戦え。
「お前らは……城島と儀真と松代か。よし、覚えておいてやろう」
俺は、そう言った。とりあえず、今のは勝った……と言っていいのか?
「奈央土……こんなに暴れたのは久しぶりだな」
「ああ」
しかし、相手は本当に強かった。DARK GODのリーダーはこんな強い奴しか入団させないつもりか……?
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