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Re: 人・類・滅・亡・リモコン ( No.92 )
日時: 2010/01/03 17:52
名前: 唄子 ◆pHAblsSAME (ID: PQvy21Xz)

第二十二話 新しい学校
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「おい、指名手配.犯、学校行くぞ」
「んな事言うな! ノア!」

 日本にはノアみたいに調子乗ってる男子は提雄ぐらいしかいなかった。

「ところでさあ、なんで君はDARK GODなんかに立ち向かおうとしたのさ。世界最強なんだぜ?」
「お前みたいな奴が知るか」
「おー、治人って意外に怖いな。この勢いで世界壊せるね」
「何だと?」

 ノアと話をしていると、知らない奴が来た。……日本人のようだ。ハーフっぽいが。

「あのさー、まさか君がニュースでやっていた奈央土さん?」
「ち……違う!」

 多分DARK GODの奴だ……と思っていた。

「隠さなくても分かる。僕は透水 賛男(とうすい さんお)。奈央土さんと同じく、DARK GODを倒すつもりなんだ。飛び級でこの学校に入学した。だから僕を手下にして!」
「それ、自慢か? ……しかも俺の名前、治人だし」

 これは嘘だ。

「賛男……奈央土様は僕の味方だ」
「真!」

 突然、また知らない奴が来た。紳士的だ。

「奈央土様、僕は治人が仮名だって知ってますよ。僕は暗仮 真(あんかり しん)。賛男は警察の子孫だからDARK GODの味方ですよ。今ではダークゴッド憲法により全国の警察は奈央土様の敵ですからね。ダークゴッド憲法は今はもう日本だけの物ではないんです。僕は大泥.棒の子孫ですから警察の敵ですが。どうか賛男じゃなくて僕を弟子にして下さい」
「黙.れ、真! ……あれ、奈央土さんは?」

 ……ったく、こいつらの話には付き合ってられねえ。俺の弟子になりたいのなら、仮名で呼べ。俺が奈央土だとバレて捕まったら元も子もないからな。

「治人は職員室に行って先生に会ってこい」
「分かった」

 ノアの言うとおりに職員室に行った。

「君が竹藤 治人君だね?」
「はい」

 先生に教室に連れて行かれた。

「転校生が来た。自己紹介しなさい」
「竹藤 治人です」
「君が座る席はあそこだ」

 俺がそこの席に座ると、隣に座っている奴が話しかけてきた。

「奈央土……?」

 まさか、DARK GODの奴か?
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