ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 人・類・滅・亡・リモコン ( No.98 )
- 日時: 2010/01/09 19:35
- 名前: 唄子 ◆pHAblsSAME (ID: PQvy21Xz)
第二十七話 リーダーのクリスマス
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「ところで、リーダー。クリスマスに欲しい物って無いのですか?」
「何なの、私を子供扱いしないでくれない? リーダーなんだから。サンタの正体、知ってるんだから」
「……ごめんなさい」
まだ若いけど、DARK GODをまとめることができるのは私だけよ。
「何が欲しいって?当たり前、反逆者の首よ。反逆者がヘラヘラ笑っている限り、私はストレスが溜まるの。……貴方に反逆者の首をとれる自信はあるの?」
「はい、あります。リーダーの為なら、何でもします」
さて、本当かしらね?
「……頼んだわ。あと、夢歌ちゃんを呼びなさい」
「分かりました」
幹部は夢歌ちゃんを呼んだ。
「リーダー、何か御用ですか? 私のマジックで何でもしますよ」
「北濃 奈央土の首をとってきて。いい、絶対よ。貴方は幹部より信頼できるから、とってきてくれたら貴方を幹部にしてあげる」
「はい、分かりました」
夢歌ちゃんは悪魔のように笑った。幹部は震えていた。夢歌ちゃんが幹部になったら、自分の地位が下がるからだ。
「では、今から行ってきますね」
「行ってらっしゃい」
夢歌ちゃんは私の部屋を去った。
……実は、夢歌ちゃんは改造人間だ。洗脳して、心を純粋にさせるため、自ら若返りの薬を作らせ、また、超能力の薬を作らせた。実は、今までの夢歌ちゃんのマジックは超能力なの。夢歌ちゃんが天才薬剤師だという情報を知って、彼女を連れ去って、洗脳した。
連れ去っている時、彼女は、
「DARK GODね……毒.薬を本部にまくから、覚悟なさい!」
って言ってたけど、洗脳したらあっさりこっちの味方になってたの。人間なんて、洗脳してしまえばこっちの物。まあ、奈央土君達は私に謝っても許さないけどね。早く捕まって、破壊の女神の裁きを受けるといいわ。そして、奈央土君達が苦しむ姿をこの目で見たいわ。
……さて、此処にくるまでに生きてこれるかしら?
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