ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 蒼色の殺屋 ( No.1 )
日時: 2009/10/11 13:16
名前: AQUA ◆ZdPdHqmtMA (ID: lcUCuO5M)

プロローグ

20XX年
この世界に能力者が沢山居る。
能力は科学などでは証明できない力、しかしそんな非科学的な力を持つ人間は増えつつある。
なぜそんな人間が増えつつあるのかは誰にも分からない、どんなオッサンでも、どんなガキでも、どんな研究者でもどんな科学者でも。
数十年前までは能力者の子供だけが能力を持てた、しかしとある年からは能力者の血を持たない子供が能力を持って生まれ始めた。
何故そんな事が起きたのだろうか?
そんなことは誰にも分からないのだ。
そんなこと、知らなくても時間は動き続ける。
能力者の受験生だって必死になって勉学に励んでいる。能力者のサラリーマンだって必死に汗水垂らして働いている。
誰も能力者が増えても何故増えたのかを考えたりしない。
何故ならそんなことを知ったところで偉くなる訳でないし、特をする訳でもないからだ、それに誰も知りたい訳じゃない、だって知らなくても生きていけるから。