ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 蒼色の殺屋 ( No.15 )
日時: 2009/10/12 19:39
名前: AQUA ◆ZdPdHqmtMA (ID: lcUCuO5M)

3話

それは一時限目があと10分程で終わる時間に起きた。
「眠たい…」と、速は小声で言った。
「寝ちゃダメだよ?」と、小声で
後ろの席の、成績優秀でスポーツが得意でクラスの人気ものの、杉山が話しかけてきた。
「寝たって良いだろ、何よりもお前には関係無い。」と、小声で答えると。
「関係大アリ、来週のテストに向けて力を入れて勉強したんだから、一番の競い相手が本気になってくれないと張り合いが無いじゃん。」と、小声で。
「じゃあ、勝つから寝させろ。」と小声で答えた。
「ダメ」と小声で答えた直後に。
パリーン!
窓が割れて教室に飛び散った、そして教室に銃弾を打ち込まれて、教室が大騒ぎ
とりあえず伏せて廊下に出ようと扉を空けると。
血塗れの教師の死体が。
恐らくB組の熊沢先生だろう。
近くには血塗れになった拳銃が落ちていた。
この学校では、教師に一つ拳銃が配られている、落ちているのはたぶんそれだろう。
「とりあえず壁を作るよ!」と、声をあげたのは高辺だった。
高辺は窓側の壁に手を触れた、すると窓だった場所は全てふさがった。
「これで窓側が安全だね。」

3話END