ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 蒼色の殺屋 ( No.23 )
- 日時: 2009/12/06 16:43
- 名前: アクア ◆ZdPdHqmtMA (ID: eR9v1L6x)
五話
高等部校舎中央階段
黒髪で黒い瞳の少年が階段を一段一段上っている。
「やっと復讐が果たせる、やっと親父の敵を」約18歳ほどの少年は、ここの生徒に恨みがあるらしい。
この少年は王雷(わん・らい)、日本国籍を持った中国人。
能力は名前のとうりに雷を操る。
ーーー
3-A
速が丁寧に状況を説明すると、林は何か気になることがあるような顔でモジモジとし始めた
「林君どうしたの?」杉山は気になるとすぐに聞く。
「いやぁな、2年の妹が居てさ、心配なんだ」
「へぇ、良いお兄さんって感じだねぇ」
「由里って言うんだろ?」
「速なんで知ってるんだよ!?」
「会った事あるから、まぁ由里ちゃんなら大丈夫だろ。」
「大丈夫かなぁ?」
「能力的にはお前を越えてると思う」
「な、なにそれ!酷いじゃないか速!」
「事実だもんね〜」高辺は凄くハッキリと言う。
「ん?」
「どうした?」
「誰かの気配がする」
近づいてくる気配は殺気を帯びていた。
「怖い、なによこの気配」
「みんな逃げて!」先生の声を聞き、床を壊してみんな逃げた。
逃げきった瞬間にパツンと言う音が教室に響き、先生が倒れた。
- Re: 蒼色の殺屋 ( No.24 )
- 日時: 2009/12/06 17:04
- 名前: アクア ◆ZdPdHqmtMA (ID: eR9v1L6x)
二階用具庫前
速は一人になり体を休めている。
「…、どうするかな…」
長期戦を予測して余り移動をせず体力を温存している所だ。
ーーー
三階男子トイレ
林はトイレに隠れきるつもりだ。
「…、臭い」
ーーー
一階図書室
杉山はいざとなるとすぐに逃げられる図書室を選んで逃げた、たまたま速の弟の空も三階から図書室に逃げてきていた。
「はぁ、」走って来た杉山は体力を随分と使ってしまった。
「…」空は瞬間移動して図書室に逃げた。
ーーー
二階用具庫近くの廊下
雷が正確に速に近づいて行く。
その時速は気配を感じ、窓から飛び降り、プールへと逃げた。
雷は降りた事に気づいたが一応速の居た場所に駆けつけた。
「そうか、プールに逃げたな?」
雷も窓から飛び降りた。
ーーー
プール
「さあ来れば良いよ、得意な水のフィールドで相手してやる!」
五話END
