ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Rea lized ( No.3 )
- 日時: 2009/10/12 21:35
- 名前: 紅羅 (ID: INwilZwH)
<第3話>
-俺ンちと美少女-
「ここがお前ンちかっ!??ちっさっ!!」
さっきの笑顔とは裏腹に、文句をぐちぐちとこぼす。
ホームレス(?)って言うから俺ンちつれてきたのにさ。
俺んとこは普通の一軒家だぜ?
ちっさっ!!ってなんさ。
とんだけでかい家が良いんだよ?
「この家のどこがちっせぇんだよっ!?」
「僕の実家、この10いや、20倍はあるぞ?」
「おまえどこのお嬢様だよ?」
「お嬢様?ちがうっ」
そんだけでかい家に住んでたらお嬢様じゃねぇかよ。
「あぁそう。そんなに嫌なら公園ででも寝ればぁ?」
「……ィャ。仕方ないから我慢してやるっ!」
仕方ないってなんぞ。
泊まらして下さいって言うのが普通やろ?
仕方ないのはこっちですよ…。
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「…………橋本羽輝、発見。すぐに捕獲にむかいます。」
「彼女は傷つけないようにな。そばにいる男は死んでも構わない。」
「了解。」
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「なぁーー、羽輝は料理できんの?」
「ある程度は。必要以上にはしない。」
あ、できるのか。こーゆー仔、ドジばっかしてそうなのに。
と、今は俺ンちのリビングでございますよ。
「んじゃあ、夕飯つくってよ。」
「別にかまわない。」
女の子が作った料理が食えるとかw
俺、幸せ♪
「ピンポーンッ♪」
こんな時に誰だろう?KYな人だな…
「俺、行ってくるからまってろよ?」
「おぅ。」
と、翔は玄関に向かってった。
はぁーぁ…夕飯なににしようか。
きたばかりの仔に飯作らすなんてデリカシーのないヤツだな。
「ちょっ!?ナンデスカ?!」
翔の微妙な叫び声(?)が聞こえてきた。
ちょっと気になって玄関にむかった。
別に翔が心配ってわけじゃなんだからなっ!!
「翔ぅ?」
「ちょっ、くるんじゃねぇよっ!!」
「え、何してりゅの?」
来るなっていわれたら気になるじゃんか。
と、玄関へ。
「ターゲット発見。ただちに捕獲する。」
「羽輝ぃぃぃぃいっ!!!!」
「!!?」