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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Rea lized ( No.7 )
- 日時: 2009/10/15 00:48
- 名前: 紅羅 ◆b6lWCUTd9Q (ID: INwilZwH)
第5話
-現実屋と美少女-
目の前にはオッドアイの美少女がいた。
紫色で俺には読めそうもない字がえがかれている。
へぇー…
羽輝の左目ってこんなのなんだ。
っと……!!?
ちょ、待ち。
俺、羽輝とちゅーしてる……??
きっ……キスぅぅぅうっ!???
驚きでパッと距離をとる。
「………お前さっき、何考えた?」
辺りを見回して羽輝が言う。
「気絶ってゆーから……」
と、俺も見回してみる。
「え。ちょ……これ……どうすんの?」
「僕、知ラネ」
驚くもなにも玄関一面が真っ赤だZE☆
生臭さい血のせい。
「ちょっ……なんで血だらけ?!」
「お前が血だらけの所を想像したからだろ?」
「………まぁ.....」
想像したのよりかはマシなのだが。
血だけだし。
残酷な死体ないし。
え……でもなんで?
「なんでお前と……そのー…きっ、キスしたら現実になるんだよ!?!?」
「それがこの目の力だからな。僕の一族の伝統。」
「………???どーゆー事?」
「………あのな、
僕の一族は“現実屋”と言う仕事をしててな。
現実屋はみな、オッドアイで人によって色がちがう。
で、一族の人しか読めない字で自分の名前がかいてある。
それが現実屋の証。
そして相性の良い相手、
将来の結婚相手とキスするとその相手の想像している事が現実になるんだ。
だが、自分の願いや相性の悪い相手の想像は現実化できない。
お前は僕と相性がよかったんだな。」
えっと………羽輝逹、現実屋は婚約者とキスをすると相手が想像してる事現実になる、と。
「え、待て。んじゃあ俺、お前の旦那さんになるん?」
「そう言う事だな。」
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