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特別編第2話　友一目線

次の日、俺はいつも通りに学校に行った
父さんの言っていた事は気になったけど、父さんはそんなことなんかしないと信じて

しかし、俺の考えは甘かった
俺が教室に入ったとたん、みんなが黙った
「みんな、どうしたんだ？」
俺がみんなに話しかけると、みんなが迷惑そうな顔をした
そして、俺の存在なんてないように、元通りになった

予想がついていたが俺の机には「バカ」「アホ」などの悪口が書かれていた
しかし、みんなの視線は少し哀れむような、すこし寂しそうな、そんな顔をしていた
しかしなんだか引っかかる
—そうだ　優（ゆう）に推理してもらおう　本当の虐めかどうか—
優は、20歳の私立探偵だ
そして、天才探偵だ
普通の人間なのに、どんな人の心もわかってしまう
俺は中学をとびだした