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Re: 空からの奇跡 〜雨と満月〜 ( No.14 )
日時: 2009/11/15 15:58
名前: ヒミツ ◆wg3PxHsSAM (ID: 3L0NyJ0C)

特別編第3話 友一目線

「はぁ‥はぁ‥」
やっと優に家に着いた
自分でも1㎞以上もよく走ったと思う

ピーンポーン

ガチャ
「やあ 友一君 僕に何の用事? 中学校でつらい事でもあったのかい?」
うっ!す、するどい‥
「ま、入って入って!」
俺は、突っ立っていてもしょうがないので言われたとうりに家の中に入った
「で? 今日の依頼は?」

俺は「昨日のこと」「今日のこと」全部優に話した

「あのさ 質問していい?」
「うん」
「「バカ」「アホ」とかが机に書かれていたんだよね 鉛筆で書かれてた?」
「そうだよ」
「あと、友一君の家ってラーメン屋だよね」
「そうだけど」
「‥そうか 予想はついたな この事件がなぜ起こったのか しかし、これは僕の推測でしかない どうしても知りたければ、本当につらくなった時にここにもう一度来てくれ」
「なんでだ?今すぐじゃ駄目なのか?」
「ああ それに少し考え事があるので」
「‥わかった 本当につらくなったらもう一度ここに来る じゃあな」
「じゃあ でも、できるだけ頑張れよ」

走って俺は中学校に戻った
「あ!友一君じゃん!!貴様、どこに行ってたの?」
クラスの女子が話しかけてきた
「書店へ」
俺はテキトーに答えた
机には朝と同じように悪口が書かれていた
だが、少し薄くなったような——
俺の気のせいか

明日はもっと虐められるのだろうか