ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 小さな夢 ( No.2 )
日時: 2009/10/17 09:15
名前: 蒼空 ◆rhFJh.Bm02 (ID: 6xDqgJhK)

第2話「殺人」

彩華が塾から帰ると、7時がせまっていた。

早く行かなきゃ。

地下鉄に飛び乗る。

遅刻寸前、美希の家に着いた。

セ———フ!!!

6時59分、ぎりぎりで到着。呼び鈴を鳴らす。

「はぁい、あ、彩華?

 あがってー☆」

いつものように、美希が出てきた。

いいな、豪華なおうち。

いいな、可愛いお顔。

いいな、おしゃれな服。

いいな、美希は・・・・


彩華は、美希のことがうらやましかった。

いつも、会うたびに思った。

美希はずるいよ。

神様、ちょっと不公平すぎじゃないですか。

あたしにも、せめてやさしい親くらいいれば・・・。

彩華には、親がいない。というか、親は殺し屋だっ

た。ある人を殺しに行って、逆に殺されたのだ。


そうだ・・・


あたしには、殺し屋の血が流れている。

ヒトを殺すコトなんて、簡単なんだから_____


って、いけない。心友を殺すところだったわ(笑

「ね、美希。パソもってきたんだ。

 チャットしよう?」

うん、こーゆーのがいいのよ。

「いいよぉ。じゃ、いつものでね。。」

いつもの、『奇跡〜夢の中〜』っていうことだ。


〜ここからチャット画面〜

☆ 春日 →入室

☆ **夢想** →入室
_________________

春日    夢想〜(∀°)

**夢想** なにっw

春日    やっぱ耐えきれない・・・
      
      夢想の血甘そう(▼w▼)y=

**夢想** えっ・・・?

      ちょ・・・

      彩華なにすん

_______________________

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!!!!」

チャットの言葉がとぎれ_______





中園家には大量の血と絶叫が飛んだ。