ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 小さな夢 ( No.6 )
- 日時: 2009/10/18 11:05
- 名前: 蒼空 ◆rhFJh.Bm02 (ID: 6xDqgJhK)
- 参照: 親を殺し、兄弟を苦しめ、友を喰う_____そういう世界、あると思う?
もう、全部彩華目線で書きます。
第4話「ゆきな」
「春日チャン〜っ♪こっちだょぉ〜」
うわっ。ハデ、デブ、ブスっ!
全部つなげてハデブスっ!!
「ゆきなチャンのぉ、本名ゎぁ、中田 空華だょぉ♪」
名前、訊いてませんけど。まぁいいか。
ふーん、そうなんだっ・・・てゆーか、
「・・・こんなやつと同じ字が名前に入って
るし!さいてーじゃん。名前が腐る」
そう。あたし、彩華でしょ。華って言う字が、同じ。
「たしかに、春日チャンゎ華って字にぁゎないね♪」
いや、そうじゃなくてさぁ。お前に、にあわないの!
「あ、あたしは、佐原 彩華。あんた、旨そう・・・」
じゅる。あ、つば出てきた。梅干し見た時みたいに。
「は・・・?なにそれぇ。彩華チャン、なに言ってんの
??」
あたしが人を食うようになったわけ?
うん、いまからはなすよ。
10年くらい前。ある日のおやつに、トマトジュース
に似た液体がでてきた。
「ママ、コレなぁに????」
「おいしいわよ。騙されたとおもって、飲んでみて」
お母さんは答えてくれなかった。
でも、飲んでみてびっくり。すごく美味しかったから
。コップ一杯、飲んだところでお母さんが言った。
「あのね、彩華・・・それは________血よ」
信じられなかったけれど、でも美味しかったから
何回ものんだ。というか、何回もおやつに出てきた。
ほかにも、目玉を飴でコーティングした物とか、
脳みそを溶かしたものをかけたサラダとか・・・
そう言う物を、なんどもなんどもたべた。
それが、普通だと思っていた。
お母さんとお父さんの生きていた頃は、週に
2回はたべた。いまは、ほとんど食べられないけれど
久しぶりに生で食べて、すごい美味しかった。
服に血がついちゃったから、コンビニとかはいけない
し・・・もう、隠れて一生を過ごすしかないのかな。
そんなことをかんがえているうち、
空華が帰ってしまった。