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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 戦場のジュリエット 続編スタート! ( No.53 )
- 日時: 2009/10/25 10:21
- 名前: ☆:.:苺羅:.:☆ ◆RP4/4zHHbo (ID: fQl/VR.0)
- 参照: 時は昭和の戦時中、暗黒の時代の中で一生懸命生きた少女が居た——by戦場のジュリエット
*02
1942年のミッドウェー海戦を境に、日本の戦局は悪化していった。
だけど新聞やラジオでは、圧勝の知らせが届くばかり。
「日本って強いんだな……」
俺はそう呟いた。そのときである。
「じゅんやくん!」
女の子の声がして俺は窓を開けた。
「凛子か……どうかしたか?」
「一緒に食事でもいかない?」
「あぁ、いいよ」
俺はすぐ様用意をすると、外に出た。
「私もうすっごくおなかすいてるの! カフェへいきたいわー」
そんな凛子のリクエストによって、俺たちはカフェへ向かった。
西洋風で、最近建ったようなモダンなカフェ。
モダンガールにモダンボーイがいっぱいいる。
俺は席に座ると、メニューを開いた。
「じゃあ……俺はコーヒーとホットケーキで」
「じゃあ私は紅茶にホットケーキにするわ!」
「かしこまりました」
店員は注文を聞くと、向こうへいった。
「ここ、すっごく美味しいのよ。ちょっと値が張るけど」
「そんなの気にしないよ、お前といれるだけで最高さ」
こんな嘘の言葉を発する毎日……。
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