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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 蝶ト蛾ト灰猫 灰猫ニツイテ説明シマシタ! ( No.2 )
- 日時: 2009/10/18 15:14
- 名前: 姫樂*゜,.;:* (ID: .Gl5yjBY)
#1匹目
「どこだ、探せ!!!」
「ざまーみ、私が男になったら見つけられねークセしてよ!」
私、神威千歳といいます。 実は猫です。
心はガラスです。 今は・・・人間です。
「千歳ぇぇ!何で僕が、女の子にならなきゃいけないんだよぉぉ!」
隣でキャンキャン吠えまくってる男の子は、吉良シエルです。 この子も猫なのです。
「いたぞ!向こうだっ!捕まえろぉ!!」
「やっべ、バレちった!」
え?この今 捕まえろー とかいった人?
なーんでもないですよ。 ただの塵です、塵。
というか、蛆虫と言ったほうがいいですか?
「ふぁあああああああああああ・・。」
私とシエルは壁に凭れる。
だって、かれこれ一時間走ってますから。
「早く幹部ぶっ殺したいけど・・、まだ夜叉が回復してくれてないねぇ・・。」
「ちょっとまっててください、僕猫に一旦戻ります。」
「ちょ、ちょっと待ってよ!シエル!」
「ミー」
あーあ、戻ってしまいました・・。
どうしよう・・。
・・とにかくッ、こうしてたら始まりません!!
幹部から殺られる前にこっちから殺りますッ!!
刀なんか使いません、素手でいきますよぉ!
「ニャァァァ!!」
この猫、どうしましょうか・・。
一匹目 end
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