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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 蝶ト蛾ト灰猫 1話目うp ( No.7 )
- 日時: 2009/10/18 21:18
- 名前: 姫樂*゜,.;:* (ID: .Gl5yjBY)
#3匹目
「フニャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
シャッ!
夜鶴は鋭く爪を立てる。
「やめッ!」
幹部が叫んだ時はもう遅く、店内は血だらけになっていた。
「夜・・鶴ちゃん・・?」
「・・・・はいッ! 夜鶴でございますよ!」
さっき爪を立て攻撃した怪人のような夜鶴とはまったく別人のような、普通の夜鶴が立っていた。
まったく2年間どんな修行してんだってかんじの強さだった・・。
「ふぅー。以外に猫って疲れるね。 久しぶり夜鶴さん。」
あっという間に猫から普通の人間に戻っていたシエルに私は一発ボディーブローをお見舞いしてやった。
「何してくれとるんじゃシエルううううううううッ!」
「ちょっと!暴力は良くないですよ、それにシエルさん死んじゃいます!」
「え、何でこの子僕のこと知ってるの!?」
シエルは唖然とする。
夜鶴はにこやかに笑みを返す。
私も当然唖然とする。
店内に居る客も全員呆然と立ち尽くしていた。
*
「─────以上が3大幹部総司令長、エンブ・ソーフェルの報告でございます・・・、千楽様。」
玉座の様な椅子に座る大男に深々と頭を下げているショートカットの女性が居た。
玉座に座る大男は葉巻を吹かしながら重い口をひらいた。
「──────千歳はまだ捕まえられないのか・・。」
3匹目 End
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