ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

僕は弱いから。 ( No.13 )
日時: 2010/11/01 23:46
名前: 詩音 ◆iSY4c59rlo (ID: Jgqeoa.s)

6.


「僕は死なない。」
「いいからさっさと死ねよ。」
「無理。」
「お前、もう反抗期か?うざいんだけど。」
「僕はもう反抗期突入しちゃいました。」
「うざすぎ。」

疲れたのか、君は急に足を止めた。
僕も足を止めた。

「・・・そんなに生きたいのか?」
「生きたい。」
「死にたくないのか?」
「死にたくない。」
「マジで?」
「マジで。」

僕は笑いをこらえながら言い返した。

「何でもしますご主人様。」
「・・・じゃあ、働け。」
「分かりましたご主人様。」
「お前きもい。」
「ごめんなさいご主人様。」
「殺すぞ。」
「し、失礼しました。」