ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

僕は弱いから。 ( No.15 )
日時: 2010/11/01 23:47
名前: 詩音 ◆iSY4c59rlo (ID: Jgqeoa.s)

7.


「特別。だから、な?」
「はい。」
「働けよ?」
「はい。」
「働かなかったら、即殺すぞ?」
「は、はい。分かりましたご主人・・・あ、いえ、名無しさん。」

この後、ちぎれた僕の手を、君は治してくれた。
以外と優しいな、とか思ったり。

「まず、ここの部屋を綺麗にしてくれ。」
「分かりました。」

と言ったものの、薄暗いし、ほこりがよく見えない。

「電気はないのですか。」
「んなもんなくていいだろ。電気代を考えろよ。」
「お金ないんですか。」
「・・・。」
「図星ですか。」
「うっ、うるさいな。殺すぞ!」
「っ! ごめんなさい・・・。」