ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

僕は弱いから。 ( No.3 )
日時: 2010/11/01 23:43
名前: 詩音 ◆iSY4c59rlo (ID: Jgqeoa.s)
参照: 上等じゃん。ぶちまけられてぇか!!

3.


「君はもともと、生きてないだろ。息もしてないだろ。ロボットだろ。」
「そうだけど・・・僕には感情くらいあるんだ。失敗作なんかじゃないんだ。」

僕は精一杯力をこめて手を引っ張った。
すると、僕の手はちぎれてしまった。

君は僕をにらみつけてこう言った。

「君は不良品だ。」

言い終わった後、にやりと笑い、近づいてくる。
「や、やだ。」
僕は怖さのあまり逃げ出した。