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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: −狂い時計− ( No.20 )
- 日時: 2009/10/26 17:16
- 名前: アナザー ◆WdNmIgGV (ID: 8e2lADcR)
第二話
僕は・・・僕はこの力を無駄にしたくない。
「ぁぁ・・・あの子もなんだ・・・ケイも・・・」
「そんな・・・・」
ん?研究室から声がする。
あの男・・・さっき入って行ったよな?・・・その後は誰も入ってない気が・・・。
ガチャ────────・・・。
「先生?」
「けど・・・ぁぁ・・・僕からも言うよ・・・。狂い時計もきっと持ってる・・・」
狂い時計─────?
カタッ
「誰だい?」
「ぁ」
「・・・・ケイ!?今のを聞いていた?」
「ぁ・・・はぃ・・・」
「っ・・・・」
先生の横に1人の霊。
女の人だった・・・ニッコリ笑ってこっちを見ていた・・・幸せな顔・・・。
「先生・・・先生はまさか─────・・・」
「あぁ・・・君と一緒だ・・・僕も君と一緒で・・・霊が見えるんだ・・・」
「っ───────・・・」
「本当だよ・・・僕の横にいる霊はニコル。僕の嫁だ。」
「え」
「去年死に僕の前に現れた・・・。」
「先生!駄目ですよ!この霊達は・・・霊達は上の世界へ・・・光の世界へ行かなきゃいけないんですよ!?」
「わかってる!!」
ビクッ!
「じゃぁなんで・・・」
「これには理由があるんだ─────・・・」
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