ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ◆薔薇月夜+Baradukiyo◆ ( No.85 )
日時: 2009/11/08 22:28
名前: *:+.аоi.+:* ◆I4R7vnLM4w (ID: jYd9GNP4)

第5話  ◆奇跡◆


足元がふらついた途端に女は俺を・・



     刺した。

俺の身体から薔薇色の液体が飛び散り

    俺の周りを真っ赤に染め上げる。

とても美しく とても悲しい色。

俺は今日。   


    貴方達の元へ行きます。


   母さん  父さん。


妹の柚にはまだ言ってなかった・・・

今日の夕方5時ごろ・・・・

俺たちの親は交通事故で
 
    



     逝ってしまった。

俺ももうすぐ・・・・・


    “いくなよ。”


ぇ?  俺の頭をよぎる。



「あーぁ。 こんなに散らかして。」

「誰だ!!」


見知らぬ男が倒れた俺の前に立つ。


「さぁ誰でしょーね? もぅそのくらいにしたら?」

「!?」

「ってことでオレ、この子もって帰るから。」

「何を言っている!? そいつは置いて行け!!!」

「やだねーだぁw」


そういって男は俺を抱えて窓から出る。

  俺の気もとうのいていく。


俺は助かるのか?