ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 助けて!!もう殺したくない ( No.6 )
日時: 2009/10/29 16:19
名前: 詩己 (ID: PrIJf00M)

続き

この俺そっくりの俺は
見た目はまるで正反対だ

しかし俺はこいつと話していると
鏡と話している、錯覚におちいる

だけれどそれは

現実感なんて微塵もなく
必然性なんて欠片もなく
理論識なんて部品もなく
整合なんて水泡もなく
説得力なんて雫もなく
常識なんて断片もなく
世界律なんて一条も泣なく

そして尚且つ浪漫がなかった

俺にとって世界とは






     幻であり

    憧れであった


俺は世界に存在するのさえ難しいのだ

悲しい事実
絶対的な現実
逃避したい幻
鏡の中にある自分
対になる存在
自暴自棄になりかけた昔

尚且つ




消えてしまいたい、今

俺はあるマフィアが滅んだのを聞いて


早く存在が消えることを願って

俺は眠った