ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 悪夢の時間〜隠れ鬼ごっこ〜+鬼募集中*先着4名様!!*+ ( No.18 )
- 日時: 2009/11/05 21:21
- 名前: 梨凛 ◆t5rSTnKmCc (ID: KdG939V5)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=nDo4ysTrqj8
1悪夢の時間 第十二回目*生きてね
「・・桜鬼!!」
・・嘘。
「桜鬼、私の分まで生きてね・・。いつまでも落ち込んで、ないてるんじゃ許さないよ。」
沙耶は涙を流しながらいった。そして気絶した。
「いや・・いや・・沙耶!何で・・約束・・守ってよ!!」
「あらら。完全に僕悪者ですね。あ、一つ。僕が頼まれたのは「ひとり」ですから。あなたは置いていきます。それにそちらの方が絶望的ですしね・・。」
信じられない。何で沙耶が・・どうして・・
「うわっめんどくさいトコに来てしまった!!めんどくさい、めんどくさい!!」
「魔衣さん、この方、連れて行かれますか?」
「めんどくさい!持ってきて!」
知らない人・・沙耶が、連れて行かれちゃう・・
「沙耶、沙耶!!!」
私はしばらくその場に座り込んでいた。今は死んでもいいと思える。
「あ!桜鬼!あれ、沙耶は・・いねぇんだな。」
・・悲しくなった。沙耶は・・私を守ってせいで・・!!
「あのね、沙耶はね・・・・・連れて行かれた・・・。私を、庇って・・。」
拓未君、怒るかな・・私なんて居なくなれば、って思うよね。きっと。そしたら一緒にはいられないな。
「・・・そっか。沙耶、何かいってたか?」
「・・え?」
沙耶は・・生きてね、っていった。
「沙耶は・・いつまでも落ち込んでなくなって、私の分も生きてねっていった・・。」
「・・そうか。だったら、ずっと落ち込んでるわけにはいかねぇんだな。沙耶のためにも頑張って参加し続けなきゃな!」
笑って言う、拓未君の気持ちが分らない。私はこんなに悲しいのに。 私は本当に拓未君の優しさに気付けなかった、
「・・どうして・・なんで笑っていられるの?」
「沙耶が泣くなっていったから。」
「分んないよ!!それでも、悲しいじゃん!!!」
拓未君は近くの公園に入っていった。
・・分らない・・。わかんないよ・・!!