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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 悪夢の時間〜隠れ鬼ごっこ〜+鬼募集中*先着4名様!!*+ ( No.30 )
- 日時: 2009/11/11 20:32
- 名前: 梨凛 ◆t5rSTnKmCc (ID: KdG939V5)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=nDo4ysTrqj8
1悪夢の時間 第十三話*分らなかったコト
公園の中に入ると拓未君はぶらんこに乗ってうつむいていた。
どうしてだろう。私はまだ幼いんだ。だから拓未君の考えも分らない。友達として失格だよ・・
「・・・・・。」
黙って隣のぶらんこに座って少しこぐ。
「・・俺さ、俺もさ、お前と一緒・・。悲しい。でも笑ってないと・・笑ってないと今すぐにでも沙耶の後を追いたく、なるから・・」
「・・・」
・・拓未君も、一緒だったんだ。拓未君、ずっと我慢してたのかも。
「ごめん、拓未君。私、拓未君の気持ち、考えてなかった。自分のコトばっか考えてた。だから、だから沙耶も・・っ」
「あんま自分を責めんなよ。」
私駄目だな・・拓未君に心配かけてばっかり。なかないって決めたのに、泣くし・・。
『はいはいはーい!放送入りまーす!皆のアイドル魔来ちゃんです!はいはい!やっと100人死亡しましたよー!
ってことで皆さんさよーならー!』
100人・・その中に、沙耶も・・
やっと、六回目の参加が、終った。100人の犠牲者をだして・・・
「ふぅ・・・」
「帰ってきたね・・」
いつも同じこと、言ってる・・多分それ以外、いえない。
私、もう絶対泣かない。もし私達だけ生き残ったとしても・・
私は拓未君と一緒に沙耶の分も生きる。分らなかったことも、分ったから。
後何回の参加かも分らないけど精一杯生きる。
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