「切死……。逝姫、怖がってるし、いい加減窓から入って来るのやめない?」「そんな連れない事言わないのぉーっ」はっきり言って、切死のこのノリは嫌いだ。ただ、切死は一応私より二つ年上な訳で、本気で怒ったりはしないけど……。「も、もうっ。 切死は、私をからかってるよぉっ」逝姫が、涙目で言った。逝姫は、人は普通に殺せるくせに、こういうの、駄目なんだよな……。ホント、変わってる。私も人の事は言えないけど。