ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: −殺し屋− ( No.4 )
日時: 2009/11/08 11:43
名前: 雛 ◆XuPIbnFE5E (ID: 6.Riuk1k)

「君が、殺し屋……?」

「見たら分かるでしょ。で、何処に呼んであるの? ターゲットは」

「ここから、真っ直ぐ北の方向にある橋だよ……」

「そう。じゃあ、先払いだから貴方の何かを頂戴」

「え? 何かって?」

「例えば、富とか、足とか」

「なんだよ、それ……」

修平は、オロオロとした様子で私を見た。

「そうね。一番お勧めなのは、悲しい記憶とか、悲しい物とかかしら」

「悲しい物……? じゃ、じゃあ、それでっ!」

「分かった」

微笑みながら、私は修平の頭に触れた。