ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 殺し屋・殺愛、此処に見参————。 ( No.5 )
日時: 2009/12/03 15:30
名前: 雛 ◆XuPIbnFE5E (ID: 6.Riuk1k)

「悲しい物……。そうね、それは貴方自身」

「……へ?」

「人を恨むのは自由だけど、殺すのは罪。そんな考えを実行に移そうとする貴方は、とても悲しい」

「そ、それって、俺が……殺されんのかよ……」

修平は、目に涙を浮かべていた。

でも、私は何も感じない。

淡々と言葉を述べる。

「貴方が頼んだターゲットは、もちろん殺るわ」

「んな事、知らねー……」

「そう? じゃあ、今、知れて良かったね」

私は、にっこり笑うと修平の頭に触れている手に、力を込める。


——————グキッ……——————


「さーて。報酬は頂いたし、橋に行きますか」

折れている修平の首をちらりと見て、私は橋に向かった。