ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: —夢と現実と正夢 byミラー星— ( No.3 )
日時: 2009/11/10 15:04
名前: 闇音 ◆BcA2yefb/2 (ID: a4Z8mItP)

一話

「何をしているんだ!君は!」

上司の声が部屋に響き渡り、
社員がチラチラみてくる。

「何を考えているんだ。え?まったく」

「すみませんでした。」

ペコペコと頭を下げる自分。

上司は額に手を当てながら、
「はぁ…。まぁいい、下がれ。」

と言った。


この偉そうな態度をとっているやつ…
ってか偉いんだけど、

俺の上司、永石啓。

ちなみに俺は、鈴川海斗。会社員。
妻と娘2人と息子1人いる。

今怒られていたけど、
一応中の上あたりの成績。


それからこの世界は

その...地球と言う星ではない。

地球に物凄く似ている星。

地球より科学が進歩している。

さまざまな便利な機械がたくさんあるんだ。

まぁそうゆうのを改造して、

悪巧みを考え手犯罪をするやつらは、

地球の何十倍も多いらしいんだ。

あ。この星の名前言うの忘れてた。
『ミラー星』っていうんだ。


おっと長くなってしまったな。


「おいおい、落ち込むなよ」

気がつけば隣に幼馴染の吉田尚輝が立っていた。

「お、落ち込んでねぇし!」

「はっ。どうだかねぇー?」

「うるせぇ!」

と小声でくだらない話をする。

例えると、授業中先生にばれないように
こっそりとテレビとか、ゲームの話をする
学生みたいな感じ。


それから何時間かあっという間にすぎて、
今日は解散となった。

「じゃあな海斗!」
「おう!明日な」

と尚輝と別れ、家に帰っていった。

家に帰ると妻の涼子が小走りで玄関に来た。

「お帰りなさい」
「おう。ただいま」

そしてリビングにいくと長女の真実がいた。

「どうだ?真美。勉強は」
「うーんまぁまぁかな?」
「そっか。がんばれよ」

真美は高校三年生だから部活はない。
で今は夏休みだけど大学に行くため
今は猛勉強している。

「あ。パパお帰りなさいー」
といいながら次女麻衣が二階から降りてきた。

麻衣は小学校5年生。小学生なので
真美と違い夏休みをとてものんびりと過ごしていた。

麻衣に続き長男も降りてきた。

「…あ。親父いたのかよ」
「今帰った。」
「ふーん、あっそ」

こちらは長男の良太。中学三年生。
受験生のくせに遊んでばかり、
髪の毛も茶色にそめて、口も悪い。


あぁ。幸せな家庭だった。


楽しい生活だった。

だが、今は違う

心は真っ黒に染まり、

みんな自分さえ生れば…

と考えている。



だけどこれはまだもう少し、 あとのこと………