ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: —夢と現実と正夢そして死  byミラー星— ( No.4 )
日時: 2009/11/16 17:37
名前: 闇音 ◆BcA2yefb/2 (ID: a4Z8mItP)

二話

帰宅後すぐに風呂に入り、ご飯も食べ、

今はソファーで横になりながら、テレビを見ていた。

ちなみにドラマだ。
主人公が事件を次々と解く。というありがちな話。
ま。そこが面白いんだけどな。

主人公≪犯人はこの中にいます。≫
刑事≪だ、誰なんだ?≫
Aさん≪早くしろよ!≫
Bさん≪私はもう帰りたいわ。≫
C≪誰なの?≫
主人公≪犯人がわかった理由はロープで……(略)≫
刑事≪さっぱりだ…。誰なんだ?≫

そしてボーッと見ていると…

テレビの上のほうに『臨時ニュース』の文字が出てきた。


主人公≪ハハハ。みなさんさっぱりですね。
 まぁいいでしょう。犯人は……≫

と指をさしたさきには.....。



あれ?



画面が変わった。

ニュースだ。おかしい。チャンネルは変わっていない。

なんてことだ!犯人はだれだ!まるで漫画のようだ...。

≪えー。臨時ニュースです。≫

「なんだよー!」
「あなたうるさい!」

台所から妻、涼子の声が聞こえた。

≪今日9人の男女が行方不明です。
 男女の写真はこちらです。≫

テレビに映し出された写真は

男の子で小学校4年・男の子で中学校1年
女の子大学2年・男性45歳・女性45歳
この5人は家族だ。
男性30歳・男性50歳・女性47歳・女性27歳

この4人は女性45歳の人の仕事仲間だそうだ。


「なんだこれ?」
とつぶやく…。

≪ちなみに今回で99組目です。
 もしかしたら100組で終わると言う可能性があります。≫

「うわぁ。家族5人ってうちらもじゃん!」

と麻衣がテレビを眺めながら言った。

「こら!縁起が悪いこというのはよしなさい。」
と妻が言う。

≪ちなみにまだ99組の人たちはいまだ発見されず。
 死亡している確率が高いとみられます。
 もしも今の方達もしくはいままでの人たちを見られた人は、こちらの電話番号、
 0246-7783-2132
もしくは
 mira_mail@mira_sei.wu.mi
へメールをください。
以上。臨時ニュースでした。≫


「100組で終わる…もしかしたら俺たちかもな?」

「こら!あなた。やめなさい」

「冗談だよーでもな…。本当に100組目になった…」

やめとこう。
なんでかって?
妻の涼子に物凄い目でにらまれたから。


でもね。もうどうしようにもなんないこと。
だってさ


俺たち…









1 0 0 組 目 ニ エ ラ バ レ タ ン ダ モ ノ 。