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Re:  —夜雨—— ( No.6 )
日時: 2009/11/11 22:48
名前: ふう汰 ◆mNK3Jwf.Lk (ID: msPhCitR)

 四夜


「健人・・・健人・・・」
「嘘だって、こんなん・・・!!」

俺は自分にも母にも言い聞かせる。
久田梨花は・・・いるよ!
2階の部屋に行き、梨花の部屋を見る。
・・・電気はついていなかった。
携帯を取り、梨花の携帯に電話をかける。

「・・・梨花、おい梨花! 出ろよ!」

——おかけになった電話は、電波の届かないところにあるか、
電源が入っていないため、かかりません——

「健人、梨花ちゃん・・・」
「言うなよ・・・黙れよ!1人になりてぇんだよ!」
「・・・」

姉貴が部屋に入ってきたが
俺はドアを閉める。

梨花が死んだ
梨花が死んだ・・・?

犯人は?
犯人は誰? 何故梨花?
何故梨花が殺されるんだ・・・?

「・・・ぜってぇ 犯人 ぶっ殺す」


そう思った俺は、深い眠りに落ちた—。


翌日。
今日は朝から雨だった。 ・・・学校に行く力もない。
だが、行かなきゃ梨花に怒られるだろう。

玄関先では梨花の話で盛り上がっていた。
・・・気に食わない。

「健人、久田・・・」
「・・・犯人誰だ」
「しらねぇよ・・・」

一番ショックを受けているのは俺か?
いいや、もしかしたら・・・

「・・・おぉ、木村、おはよう」
「梨花・・・」

髪が巻かれていない。ボサボサ。
制服もスカートは長く、シャツもよれよれ。
メイクもしてなく、目の下にはくま、そして腫れている。大丈夫か、コイツ

「健人ぉ・・・健人、犯人見つけてぇ・・・!!」
「おう」


俺は今日、学校を休み 梨花の家へ行った
まずは、コンビニへ行く前何していたかだ。