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4，

(——ここ、どこ？)

(——僕は、何？)



そこで、目が覚めた。
……また、あの夢か。


真っ暗な暗闇の中、自分が誰かも分からずに
只、彷徨う夢。

何だ？
分かるわけが無い。
でも、何でか、自分は遠くから見ているだけ。
彷徨っているのは、自分と同じ顔をした誰か。

＿＿＿異世界には、自分とそっくりの人間がいる


ブラウン管の向こうの映像がフラッシュバックする。
……まさかな

そんな訳、無い。
あれは、自分が作り出したただの偶像だ。
異世界なんかじゃ、ない。


何故だか分からないが、夢の中のものの存在を認めてしまえば、


自分が、無くなる———

そんな気がした。

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