ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 列車は行く.......死という永遠に=七つの話=(宣伝OK ( No.23 )
日時: 2009/12/09 17:24
名前: 闇音 ◆BcA2yefb/2 (ID: a4Z8mItP)

八話「瑠奈Side」

-ミラSide-

私は、草のクッションに着地した。


意味がわからない。

まさか。


そうそのまさかだった。


深緑が落とし穴ではなくて、


≪黄緑ノ方ガ、オトシアナ≫

そして看板が言っていたことを思い出す。


—油断は禁物だよ。
 罠があるよ。



 安全だと思う道が逆に危険だということ。


私は調子に乗ってしまっていた。


どうすればいいのだろう?

数メートルうえから白い光がさす。

上りたい。でものぼれない。

つるつるしていた。

どうすればいいのだろう?


ほぼ真っ暗闇を一人で歩きだした。


          *

-瑠奈Side-

怖い。

私の頭はこの一言でいっぱいだ。

看板を読み終わり、黒い手紙もよんだ。


雷の腕輪?
意味がわからない。

なんでそんなものが...。

そうおもいながら、黄色いスカーフを腕に巻きつけた。


みんなどうしているかな??


なんで列車に乗るはずが、こんな迷路なんかやっているんだろう..。


とりあえず、左を選び歩いた。

ゆっくり慎重に。

それは怖いから。

すると、また左右に分かれた。

左に行く。

私はまだしらない。


この先に罠があると


「あ!雄大だ」

雄大がいた。少し安心した。
一人は寂しいから。

はしって雄大の肩を叩く。

「やっほ。雄大じゃん!」

雄大は水色のカバンと、水色のスカーフを巻きつけていた。

「や、やぁ。瑠奈ちゃん」

「…。雄大」

「なに?」

「あんた、なんかしゃべり方違うよ?」


「....へ?」


「あんたらしくないなぁ。」

「ちょっとね、怖いんだ。」

「そうなの?図書室でバカにしたくせに。」

「そうだっけ?」

「そうよ!あんたなに言ってるの?」


なんか雄大がおかしい。

水色のスカーフつけている。

本物だろう。

でも雄大絶対おかしい。


「とりあえず一緒に行動しよう!!」

私はいった。


「うん。いいよ」
笑って言ってくれた。

心の中で。

口にだすのが 怖いから。

雄大に心の中から問いかけた。



貴方は雄大?



本物?



でも何か違うの。



だってずっといたんだもん。



わかるよ。



だってずっと好きなんだもん。



ア ナ タ ハ 誰 デ ス カ 本 物 デ ス カ ?