ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 列車は行く.......死という永遠に=七つの話=(宣伝OK ( No.4 )
- 日時: 2009/11/22 17:26
- 名前: 闇音 ◆BcA2yefb/2 (ID: a4Z8mItP)
一話「奇異苦誤地列車」
—ピッ
≪次のニュースです。
先月初めから起こっている相次ぐ行方不明者。
また今日も、被害者が出ました。
行方不明者は、こちらの方々7名です。≫
—ピッ
≪この行方不明者たち。共通点、二つあります。
それは皆学生ということ。
小学生から高校生です。
それと、人数です。毎回7名が消えております≫
—ピッ
≪一体何処へ消えていったのでしょうか。≫
どこのチャネルも同じ話題。
消えた7名。
知ってるよ。
どこにいったのか。
今どうなっているのか。
でも、いまさら手遅れだよ。
だって、≪死んでるんだもん≫
犯人は一体誰なんだろう?
世間は大騒ぎ。
これだからやめられないんだ。
≪悪人を裁くの≫は。
「さて、次は誰にしようかな.....」
テレビの前で犯人がつぶやいた。
*
一方。朝、食パンをかじりながら、テレビを見ている
西川 ミラがいた。
「ほら。ミラ!はやくしないと遅刻よ」
「はーい」
そして支度をした後、家を出た
「いってきます」
外に出ると、親友の相澤瑠奈とお隣の立花優菜が待っていた。
「ミラおっそーい!」
このうっさい女の子が瑠奈で。
「瑠奈ちゃん。大丈夫よ。まだ時間はあるよ。」
そっと私をフォローしてくれたのが優菜。
「そうそう。10分しか遅れてないよー」
「ミラ。日本語を間違えているわ…。10分【も】でしょ?!」
と瑠奈が「も」の文字を強調しながら言ってきた。
こんなくだらない会話を毎朝している。
学校に着くとクラスの半分以上はそろっていた。
「おはよう。ミラ」
ドアをあけると委員長の小沢瑞希
そして
「みんな遅かったね。」
白川 愛奈が話しかけてきた。
そのとき愛奈が何か紙を持っていたが、
気にしなかった。
一時間目国語。
二時間目英語。
三時間目体育。
四時間目理科。
なんとか無事終わり、
やっとの給食。
班にして、みんなで食べる。
ちなみに班は、
私、瑠奈、優菜、愛奈、瑞希
そして男子は雄大、健吾、裕。
あわせて八人。
ちなみに席はこんな感じになっている。
【黒板】
私・雄大
愛奈・健吾
瑠奈・裕
優菜・瑞希
向き→←向き
な感じで。
そして、私は愛奈の机の上に何かが載っていたのに気がついた。
今朝持っていたやつだ。
内容はこんな感じだった。
『奇異苦誤地列車〜七つの怖い話〜
無料です。
電車の乗り方は簡単。
夕方6:00から夜中の2:00の間に
8人で円をつくり手をつなぎます。
そして「奇異苦誤地列車よ現れよ」
と8人で一緒に言います。
そのあと列車に乗ればいいだけです。
ちなみに条件はこちらです。
【・学生であること小学生〜高校生
・8人であること(必ずこの紙を持っている人と一緒)
・この列車のことは列車に乗る8人以外に知らせないこと】
この条件を守れば、列車が現れます。
※この列車に乗るか乗らないかは、あなた自身が決めてください』
面白そう!8人なら、この班でいいか!
「ねぇねぇ愛奈。私この列車に乗りたいな」
小さな声で聞いた。
「え?うん。いいよ」
「「なになに?」」
ほかの6人もきて、チラシを見た。
そして昼休み話し合うことに決まった。
でも誰も気づかなかった。
その紙の裏の下のほうに小さな文字でこんなことが書かれていたことを。
『命に関わる可能性がとても高いです。ほとんどの可能性で死に至ります』