ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 列車は行く.......死という永遠に=七つの話=(宣伝OK ( No.5 )
日時: 2009/11/23 13:57
名前: 闇音 ◆BcA2yefb/2 (ID: a4Z8mItP)

二話「チラシ」

昼休み図書室に集合となった。

図書室には4,5人しかいなかった。

そして昼休み開始3分でみんなが集まり話し合うことになった。


「何これ…奇異苦誤地列車ぁ?」
まずはじめにしゃべったのが
谷本雄大だった。

「不気味ですね。奇異苦誤地なんて変な言葉ばかり。」
こちらは委員長の植草裕。

「裕怖いんじゃねぇの?」
と、高崎健吾が笑いながら言った。

「怖くないです!こんなのでビビるなんて、幼稚です。」

「まぁいいじゃん。とりあえず、このメンバーでいこよ!賛成の人手を挙げてー」

と私が言ったら私を入れて7人が手をあげた。
一人だけ手を挙げてないひとがいた。

「私怖い。いやよ。」
と唯一この8人の中で怖い話が嫌いな瑠奈だった。

「そんな!瑠奈もやろうよ!」
「ミラは怖くないからな...私怖いもん」
「えぇ....」

他の7人も黙り込む。そしてその『奇異苦誤地列車』のチラシを見ていいアイディアが浮かんだ。

さっきの給食のとき愛奈の机の上に乗ってて、奥の方を見落としていた。

【日付】だ。
その列車がくる日は毎週月曜日。カレンダーを見ると今日だ。

「ねぇ瑠奈!」
瑠奈がビクッとした。大声を出したからだろう。
「な.なによ」
「この列車が来るのは今日なんだ。」
「だから?」
「そーいえばさ。瑠奈のお母さんとお父さんってさ月曜日いないんだよね?」
「そうよ。どうして?」
「瑠奈一人でどうしてるの?」
「ボーッとテレビでも...でもいつも暇だからミラとメールしてるじゃない」
「そうそう!そうよ!私たちこの奇異苦誤地列車に乗るから携帯は無理よ!」
「あ。」

「だから。おいでよ!じゃないとのろわれるかもよ?」
「なんでよ!」
「だって家で≪ひとり≫じゃん」
「……。」



こうして瑠奈を納得させ、今日の6時学校の前に集合となった。