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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 列車は行く.......死という永遠に=七つの話=(宣伝OK ( No.8 )
- 日時: 2009/11/23 16:21
- 名前: 闇音 ◆BcA2yefb/2 (ID: a4Z8mItP)
三話「6:00」
瑠奈をやっと納得させた後。
「じゃあ今日の6:00学校の門に集合。時間厳守でね。」
と私が言った。そしたらみんながコクリとうなずいた。
そして8人で教室に戻った。
すると、
「ねぇミラ。どこいってたの?そんなゾロゾロと」
クラスの女子の2人が話しかけてきた。
「そうそう。急に給食が終わった後一斉に立ってさぁ」
「え?」
やばい....。バレたら列車にのれないわ.....。
「えっとね。みんなでちょっと図書室に言ったの」
これくらいならいいだろう。だけど…
「えーあの本嫌いのミラが珍しい!」
そうだった。私は本が大嫌い。漫画なら読めるんだけどな.....。
「ちょっとね。ほら少しは読みなさいって親に怒られてさー」
「そうなんだー。8人で?」
「うん!」
「あれ?借りてきてないの?」
「え?あぁちょっと面倒くさかったから」
「アハハーミラらしいね」
と言ったら二人は席に戻っていった。
………セーーーフ!!!
バレるかと思った。
怖かったな....。
ハラハラドキドキしながら昼休みは終わり、
5時間目、掃除も終わらせて放課後。
家に帰った私は約10秒ずつに時計をチラチラみながら
テレビを見たり、
ゲームしたりとして、
5:45分になった。ここから学校までは10分。
少し余裕を持ちながら玄関に出て、
瑠奈と優菜が待っていたので一緒に行った。
《私物は持ってきてはいけない》
そうチラシに書かれていたので手ぶらだ。
そうして6:00
夕日がゆっくりと沈む頃
8人がそろった。
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