ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 裏切り戦争 ( No.17 )
- 日時: 2009/11/22 00:11
- 名前: 若月星輝 (ID: U0hMzT3c)
仲間っていう物は何なのだろうか…。赤軍、黄軍、青軍、それぞれ25人の仲間がいる…。しかし、ある事件のせいで、仲間が大変な事に…!?
—————第十七話『仲間危機』—————
寒い朝から始まり、寒い夜で終わる。これが毎日のように続いた。
そして今日も、一日が始まった。
乃ノ寺は目を覚まし、軽く背伸びをした。
カーテンをゆっくり開けると…
「あ…雪だぁ…。(小声で言う)ほら、皆朝だよ〜雪降ってるよ!見て!」
乃ノ寺はそういい、3人を起こそうとした。
雪という言葉に反応した曝露は、すぐに起きて窓に近寄った。
「うわ、マジで雪降った!!!」
昨日から、テレビやラジオやらで、雪が降ると言っていたのが当たったのだ。
「それにしても…2人なかなか起きないね。」
乃ノ寺はそう言い、ゆっくり響羅を起こそうとした。
「響羅ぁ〜朝だよ〜雪降ってるよ〜」
小声でそう言った。
その時、響羅の顔を見ると、やけに顔が赤かった。
乃ノ寺は、響羅のおでこを触ってみると、とても熱かった。
「大変ッ!!!響羅、熱出しちゃってる。」
乃ノ寺は焦り焦り言った。
すると…
「なぁ、王門が…かなり辛そうなのだが…」
曝露はどうする事も出来ずに言った。
王門は、過呼吸になりながらも、凄い熱があったのだ。
響羅は、38.9度。王門は40度の高熱だ。
「これ、風邪にしては、ヤバくねぇか?」
曝露はそういう。
二人を触れて、りょうの、病院へ急いだ。
すると…
そこには、大勢の患者がいた。
「え!?夏菜!?」
夏菜もいたのだ。
「あ…ちょっと…頭痛くてね…。」
夏菜も風邪をひいたのだ。
他にも、姫佐や、空之助、猿男や、髑髏も風邪をひいた。
全員結果は、インフルエンザだったらしい。
それぞれ、38度〜40度の高熱だった。
インフルエンザの人は、別に、その病院で過ごすことになった。
赤軍のりょうは、全員で25人もいたのだが、14人に減ってしまった。
「何か静かだねぇ〜」
皆はそう言っていた。
「他の軍も、ヤバいらしいよ。」
元閼伽軍の、里井架(りいか)は言った。
続けて、香奈(かな)は、
「黄軍は3人、青軍は10人風邪で病院行きだってさ」
そうして話しているうちに、インフルエンザは増えていった。
琴瀬(ことせ)は、大好きな剣道をしている最中に体調が悪くなり、病院で検査すると、インフルエンザ。
龍(たつ)は、昨日は普通に元気だったが、いきなり倒れたらしい。
そして、休んだ人は11人。。。残りは14人になったという事だったのだ。
すると、14人全員を親方の部屋に呼び、親方は語り始めた。
「今、急激にインフルエンザが増えている。この赤軍でも、王門、空之助、猿男、髑髏、龍、琴瀬、姫佐、響羅、夏菜———…全員で11人だ。今から一週間、この11人は別の部屋、病院で過ごすことになる。」
それを聞いた坂野介は、
「こんな少ない人数で、どう過ごすんだよ〜。」
と言った。
「んーむ…この人数で他の軍と競えって言ったら、黄軍が有利だよね。」
続けて里井架は言った。
「部屋は、今までと同じで過ごして下さい。それと…
競うとかはないな…。…たぶん…。」
親方は言った。
「えぇぇぇぇぇ—————!!!たぶんって!?」
皆は叫んだ。
一体皆はどうなるのだろうか…!?そして、インフルエンザは治るのか…!?14人の戦いが始まるのであった。
—————————第十七話終わり————————