ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 裏切り戦争 ( No.4 )
- 日時: 2009/11/22 00:03
- 名前: 若月星輝 (ID: U0hMzT3c)
「戦争じゃぁ—!戦争じゃぁ—!!!」
いきなり騒ぎ始めたのだ。なんだか、胸騒ぎがする…
—————第四話『裏切り戦争の始まり』—————
「これ!やめんかいっ!!!」
親方が言いだしたが、如月たちは、ますます悪化するばかりだったのだ…。
すると、王門が、
「あー!もういい!御前等がそこまで言うんだったら、戦争するしがね—べや!!!」
と言い出したのだ!
「んじゃ、私等は、情熱の閼伽色の鉢巻きで、あんたらが、粟生の鉢巻きでいいべ?な?決まりな!」
琥珀が言った。
すると、
琥珀や、如月たちが男子何人かを引っ張ってきて、
「閼伽軍ー!安地ー蒼知ー如月ー琥珀ー皐月ー虎ー啓次郎ー宗氏ー小次郎ー波浮ー法助(ほうすけ)−」
と、大声で言いだしたのだ!!
「はっ!そんな、勝手に軍決められたら困るず!」
親方はじめ、粟生軍は、閼伽軍を責めた。
「んだんだ!閼伽軍ばり、強い奴集まってるべ!」
乃ノ侍が言いだした。
乃ノ侍の言うとおり、閼伽軍は強い集まりだ。
安地もいるし、蒼知もいる。それに男子は、小次郎に法助!
王門は、
「閼伽軍ばり、ずるいべや!!!」
地面を強く蹴りつけて言った。
すると、皐月が、
「御前等、決まったもんは決まったんじゃ!何時までもぐたぐた一々…いい加減にせんよ!!!」
再び、皐月の顔が恐ろしく変わった。
続けて如月が、
「閼伽軍は皆、納得してっつぇ?(納得してるぜ)なぁ?」
と聞いた。
閼伽軍男子も全員が、うなずいたのだ。
「お…親方ぁ〜。こりゃ、あいつら馬路でっせ…。御羅だも、本気さなった方が、よぐねぇがね?」
空之助がいきなり言いだしたのだ。
「う``−ん…」
親方は酷く唸った。
「親方ぁーあいつら、怖いだす…。」
弱気な天光は言った。
「あー、もう、やるっきゃねぇべ!オラ!天光も弱気になってんな!オラ、お前たちもだ。弱気になってら、勝てねぇべ!」
こんな時、酷く落ち込んでた時、ただ一人が、明るく言ってくれた。それが、‘親方, だった。
「んだずよ!閼伽軍なんかに勝べ!」
と姫佐が。
「もしかしたら、勝てっかもしんねしね(勝てるかもしれないしね)」
と香世が。
「んだ!御羅だ、絶対に勝つんだ!!!」
と龍ノ太朗が、続けて言った。
「よし、皆、行くぞ!!!」
「粟生軍ー!親方ー姫佐ー乃ノ侍ー香世ーコヨミー王門ー空之助ー天光ー龍ノ太朗ー坊ちゃんー!!!」
閼伽軍に負けないぐらいの大声を出した。
そして…裏切り戦争が始まったのであった…。
つづく
—————————第四話終わり—————————