ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 裏切り戦争 ( No.5 )
日時: 2009/11/22 00:04
名前: 若月星輝 (ID: U0hMzT3c)

何で…こんなん事になったのかね。
今さら、仲間割れか。同じ、紀伊軍だったんじゃないのか!

—————第五話『裏切りの底』—————

「粟生軍に———攻めるなり———!!!!!」

迫力のある声で、閼伽軍の小次郎が言った。

閼伽軍は、両手に大きな長い剣を持って、粟生軍にかかって来た。

「閼伽軍に———攻めれ—————!!!!!」

王門も、小次郎に負けないくらいの声を出し言った。

さっそく、小次郎と王門は争い始めた。

「きゃぁぁぁ——————!!!」
と、コヨミが悲鳴を上げ出した。
コヨミには、なんと、宗氏が攻めてきたのだ。

「ちょっと、何すんだ!この!!!」
コヨミは、宗氏の手に噛みつき始めた。

「いっでぇー!!!!!」

宗氏は大声を出した。
すると…

「おい!宗氏に何するんだ!!!俺が相手になるぞよ!」
啓次郎の登場だ。

啓次郎は、ものすごい握力を持っている、危険な人だ。これに、女子が、勝てるわけがないのだ。

「何だと!!!俺が相手になってやろう!」
坊ちゃんが、大きな樽を持って、啓次郎の前に現れたのであった。

「俺にはむかうとは…なかなかの度胸じゃねぇか!」
啓次郎が言った。
すると…

「啓次郎!王門の相手になってやれ!俺が、坊ちゃんの相手にならぁ!!!」
小柄な小次郎は言った。

そう、小柄な小次郎で、あんな体格の良い王門の相手になるのは難しいのだ。

「よっしゃぁ!任せとき———!!!」

‐‐‐‐‐その頃…女子‐‐‐‐‐

丁度女子も、命がけの戦いをしていたところだ。

親方は、如月と戦っていた。
「如月…なんで御前はそんな奴になったんだ…」
親方は如月の目を見て言った。
如月は、竹刀を振り回しながら、
「何でって…そりゃぁ…あんた羅にムカついたからじゃい!!!」

そう言うと、竹刀を思い切り、親方の頭を強打した。

そのまま、親方は、地べた(地面)に倒れこみ、気を失ってしまった。

「粟生軍の———親方を———如月が———つぶしたなり———!!!!!」

如月が叫んだ。すると、閼伽軍は一斉に喜びをあげたのだ。

一方、粟生軍は静まり返った。

「え…親方が…」

                 と。

姫佐と乃ノ侍で組んだ軍は、安地と琥珀の組に突撃し始めたのだ。それはもう、突然の事で、安地も琥珀も驚いたようだった。

「な…何を…いきなり…!?」

「御羅だ、親方の分まで頑張るんだー!」
「んだー!絶対勝つんだー!!!」
姫佐と乃ノ侍は目に炎を浮かべ、安地と琥珀の顔面を殴りつけた。

「う``………。」

安地と、琥珀は、そのまま、目を閉じ倒れた。

「…倒した…ぞ…」

姫佐は、安心したかのように、地べたに座り込んだ。
姫佐は、そのまま目を閉じた。

「姫佐…?姫佐ぁぁぁ——————!!!!!」

乃ノ侍は、姫佐の横に座り、姫佐の方をすすったが、姫佐は起きず、目を覚まさなかった。

‐‐‐‐‐その頃…‐‐‐‐‐

ある、集団には、男女同戦していた。

そこで戦うのは、閼伽軍は、小太郎、蒼知、皐月。
粟生軍は、龍ノ太朗、坊ちゃん、香世、コヨミ。

男女関係なく戦っているようだ。
さっきの、コヨミの様に、噛みつく女子もいた。

それはもう、女を捨てたかのように…。

「オラァァァ———!そごのおなご!!!(そこの女)離れろってんだよ!!!」

なんと、小さな香世が、小次郎の腕に噛みついたのだ。

「ざけんなよ!!!」

小次郎はそう言うと、腕を思い切り振り、香世を吹っ飛ばしたのだ。

香世は地面に叩き付けられ、意識不明になった。

一緒に、コヨミも飛ばされた。しかし、龍ノ太朗と、坊ちゃんの体格のお陰で、小次郎と、蒼知と、皐月を倒したのだ。
どうやったかというと、2人のパワーで、思いきり頭を強打したのだという。

そして、今のこっているのが、
粟生軍、王門、空之助、天光。
閼伽軍、啓次郎、宗氏、虎。

3:3だ!!!

他の奴は、全員終わったのだ…。

「親方…皆…御羅だが絶対に勝づんだ!!!」


粟生軍の3人は、手に力を握りながら言ったのだ。


                     つづく

—————————第五話終わり—————————