ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 暗殺部隊 ( No.5 )
日時: 2009/11/26 00:06
名前: shout (ID: SUkZz.Kh)

俺はあのアジトへ行くと一人の男が立っている
「おい、待て」
と見かけない顔の奴に呼び止められた

「お前は誰だ。お前に用は無い」
と歩き出した

「金は欲しくないのか」

俺は立ち止まった
「お前新人か」
「新人ではない。もうこの暗殺部隊に入って20年は経つ」

「見かけない顔だが?」

「10年間ここを離れて仕事をしていたからな」

俺はおかしなことに気づいた
「俺より若く見えるが。お前何歳だ」

「30歳。俺は10歳からここで働いているベテランだ。話は変わるがこれからここで幹部として働くことになる。宜しくな」
と金を渡してきた

受け取ると何も言わずに去っていった

仕事の無い日は外でブラブラ歩いている
たまに何処かの不良共が襲ってくる

俺は人出の少ない場所へ逃げた
「おい、待てゴラァ!」

俺は隠れて来るのを待つ
「何処行ったぁ?アニキ、逃げられました・・・」
「馬鹿ぁ!!このままじゃ神に殺されてしまうぞ!!早く・・・、早く探さねぇと!」

俺は隠れていた場所から出てきた
「神だと?」

「いたぞ!!」
指をさすと俺のもとへとナイフを持って走ってきた

ポケットから銃を出すと二人は立ち止まった
「殺されたくないのなら神について教えてくれないか」

「くっ・・・」

「殺すぞ?」
と言うと

「へ、へい・・・」

アニキという者が話してくれた
「神とは俺らの親分。神と呼ばれている理由・・・。不死身なんだよ!!」

「不死身?」

「死なねぇんだ!!俺は見たんだ!サツに体中撃たれてもビクともしないところを・・・」

「防弾チョッキでも着ていたのだろう」

「いや、頭には何も着用してねぇのに撃っても撃っても死なねぇんだ!大量の血が出てるっつーのにな・・・。勿論、サツは殺した」
「か、神なんだ・・・。アニキ・・・。俺たちはあのグループからいつ出られるんだろう・・・」

「良く分かった。そんな奴がいるとは面白い。だったら場所を教えてくれないか」

「いいっすよ。覚えて。アサシンシティの第二倉庫」
バンッバンッ

場所を聞くと二人の頭を撃ち抜いた