ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 暗殺部隊 ( No.52 )
日時: 2010/01/31 00:45
名前: shout (ID: MSa8mdRp)

俺は50体の死神ロボに囲まれていた
「多すぎる・・・」

俺の体を目掛けて刀を振り回してきた
逃げ場が一つもない

「死ね」

俺を囲む死神ロボを銃で我武者羅に撃った

周りにロボが一体もいなかった
死神ロボの姿が部品も一つもない

スクリーンはまだ50体のままだ
何処に行ったんだ


シューーーーっ
・・・



「間に合ったか・・・」
呼吸が乱れている男が俺の背後にいた

「何者だ」

後ろを振り返ると・・・


幹部だった



「ロボは回収させてもらった」
幹部は天井を指した

見ると、網にかかった50体の死神ロボがいた
刀で斬れない特殊の網のようだ

「なぜだ」

「ロボを一体でも壊すと、この建物が爆発する仕組みになっている」
衝撃の事実だった

「なぜそれを知っている」

「髑という者に盗聴器をつけさせてもらった」
幹部がいつからいたというのだ

「いつの間に・・・。俺をつけていたというのか」
俺の心には怒の文字

幹部の頭を目掛けて撃った

バンッ



「やめておけ。ボス命令だ・・・」


俺の銃が地面に撃ち落とされたのだ

「さっ、逃げるぞ。話はあとだ」
頭が真白になった俺は、幹部に腕を引っ張られ建物の外へ出た