ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 学校全体鬼ごっこ ( No.19 )
日時: 2009/12/11 19:01
名前: ザクロ ◆Bf2zaxttPA (ID: JNqhe2AA)

第六話

「何」

「これからの事を少し話しておく。」

「さきほど放送があったとうり先ほど三組の飯田 千秋さんが死亡しました。」

「いちいちの放送もめんどくさいのでメールで伝えることにしました。これから皆様の携帯はマナーモード状態となります」

「まぁ音で見つかっちゃ可哀想だしね」

「って・・・・何これ」

ブーブー─────・・・

「!!」

こんどは・・・何────?

パカッ

「四階A廊下で三組の山田 朋子さん死亡」

「四階・・・」

「たぶん今のところ一階と二階に集中して皆がいる。だから・・・」

知恵は完全に黙ってしまっている

「知恵・・・大丈夫?」

「うん」

いつものような笑顔に見えるけど・・・これは知恵の笑顔じゃなかった。足が震えていた

私はその震えている足にそっと手を乗せた

「大丈夫・・・大丈夫だよ」

「愛子っ」

ポタッ・・・

「ご、ごめん。泣いちゃった。アハハッ・・・恥ずかし─────・・・」

「知恵。私達は生きるよ・・・大丈夫」

何回も繰り返す「大丈夫」

そんな言葉はいつ言えなくなるのか・・・私は考えていた

軽々しくこんな言葉、言ってしまっていいのだろうか

バリーンッ!!

「何!?」

「なんの音だ」

その音は音楽室から聞こえていた・・・近い。

「どうしたら・・・」

「俺達は今二階にいるんだ!!大丈夫だよ」

「とにかく一階に────」

ブ────ブ────