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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: サバイバル ( No.4 )
- 日時: 2009/11/26 17:18
- 名前: 要竜 (ID: iYyccJ4w)
1日目
第1話【始まり】
足がむずむずするのを感じ俺は目を開けた。
まず最初に目に映ったのは雲1つ無い青い空で、俺は寝転んでいるようだった。俺は体を起こし、前方を見た。そこには眠たくなるような音を立てる真っ青な海と、その上に浮かぶようにある真っ赤な太陽があった。今は朝のようだ。下を見るとすこし湿り気のある細かい砂があった。
ここはどこだ?
またさっきと同じ所がむずむずし下の方を見ると、重そうな殻を背負ったヤドカリが俺のスネの辺りを移動していた。俺はそのヤドカリを右手でつまむと、おもいっきり砂の上に叩きつけた。そいつはしばらく殻にこもっていたが突然ひょこっと頭を出して今起こった事に驚きながら、肉食獣に追われる草食獣のように足早に波のほうに逃げていった。
しばらくこの光景を見ていたが、急にここがどこなのか知りたくなり重い体を持ち上げて立ち上がった。
左右には果てしなく続く砂浜があり、後ろを向くとヤシの実がうっそうと生い茂るジャングルがあった。
頭がぼーっとしてあまり考えられない。
数分そのままにしていると1つの案が浮かんでた。
「お〜い、誰かいませんかー?」
返事が無い。
いい考えだと思ったのに・・・
もう1度叫んでみても結果は同じだった。頭が真っ白になる。
おかしい。
俺はさっきと同じように周りを見渡した。すると、真っ白の頭の中に3つの文字が現れた。それらがだんだん大きくなって、はっきりしてくる。嘘であってくれ!だめだ、たぶんこれが正しい答えだろう・・・
「ここ、無人島か?」
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