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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 崩戒のイージス ( No.1 )
- 日時: 2009/11/29 22:21
- 名前: Evil (ID: ccFCbH8N)
prologue
2036年。
それが俺の今生きている年号の名だ。
世間は昔と変わらず平和なんて言うけど、俺は平和なんて言葉微塵も感じない。
世界各国に向けて中性子線砲台を設置しといてどこが平和なんだ?
地球の至る所に宣戦布告してこの日本のどこが平和なんだ?
外国人すべてを奴隷にして何が平和なんだ?
今日もまたアメリカ人が道路の舗装をしている。
目が合うと彼らは必ず笑顔を見せる。だがあれも偽りのものでしかない。
反抗、無礼、粗末な行動はすべて処刑されてしまうのだから当然だ。
もう政府の理解には苦しむ。まぁ理解なんか欠片もしたくないんだけどな。
でも国も国民も腐った中で、立ち上がった人もいたらしい。
結局失敗して処刑だったらしいけど、俺はその人たちを誇りに思うし、”人間”のすることだと理解できる。
——何受け入れてる。
——何納得してる。
——何悠々と生活してる。
同じ人間がこんな差別を受け、誇りも言葉もも死ぬ権利も人としての権利も削がれてるんだぞ?
”誰かの不幸で成り立つ平和”なんてのは隠語にすぎない。誰かって他人事か? 自分たちが不幸にしてるのに。
先月15歳になって俺は確信した。
この国を潰す。これは以後絶対に変えないし、ゆるぎない決意だ。
絶対にやってやる。このクソ溜めみたいな国の民なんてこちらから願い下げなんだよ
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