ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 死神革命  >>オリキャラ募集中 ( No.11 )
日時: 2009/12/04 18:12
名前: ♪*月琉姫*♪ ◆NpejqFNEy. (ID: lerfPl9x)
参照: 持ち名『東京葉月』『ルルー』『神無月』『夢猫日和』ですけど… 多くねぇ。第一、この名前は苦労したんだ。変えすぎだよっ!

雷さんありがとうございます。
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〜一二三目線〜

何とか、夕飯を作り終えて。太郎兄ちゃんと一緒に夕食にした。
「いただきまぁーす」

「ねぇねぇ。お姉ちゃん。今日ね、今日ね学校でね…」
優芽が話し始める。先生がドジを踏んだことやクラスメイトが牛乳を吹き出したこと。これぐらい話した頃には食事を食べ終えていた。
「優芽、双葉。食器洗いお願い。太郎兄ちゃんが私に用があるみたいだから… それと、気になるからって聞くなよ!」
強気な口調で言った。何か、太郎兄ちゃんの用って優芽と双葉に聞かれてはいけないような気がして…

私は太郎兄ちゃんと自分の部屋に入った。
太郎兄ちゃんが真剣な顔をしている。私は少し困った顔をした。外は雨が降っているらしく、うるさい。
時計の長い針が12を指し、短い針が6を指した。私はつばをゴクリと飲んだ。結構、緊張してきた。まるで、運命の告白みたいな感じで、なんか怖い。

「一二三。おまえって死神の能力、持ってるだろ」
「も、持ってないよ。それに、死神って童話の世界じゃないんだから‥」
私は顔が引きつっている。それに、何で太郎兄ちゃんが死神の能力を知ってるの?
「嘘付くな。死神はこの世に存在するんだ」
太郎兄ちゃんはそう言いながら、机の上にある死神手帳をとった。これは、普通の人間には見えないように出来ている筈なのに‥
「これは何だ? これは、死神手帳じゃないか… 午後四時四十五分に平永諭吉 天国昇天‥」
「太郎兄ちゃんって、何者なの?」
私は今まで不思議に思っていたことを言った。太郎兄ちゃんが来ると、怪奇なことがよく起きるし、それに来た日の夜に幽体離脱をよくする。だから‥
「死神ですよ。赤点組の浦島太郎。死神でも人間でもない中間点‥」
そうだったのか。
「一二三ちゃんも死神だよね…」
「そうだけど‥ 私は純血の人間からなった死神よ」
「えっ! 純血の人間で死神!」
「太郎兄ちゃん。しっー」
優芽と双葉に聞こえるから、声を低くしてと太郎兄ちゃんに小さい声で言った。
「一二三…」
太郎兄ちゃんが目を閉じた。風が吹いた。
「た、ろう‥兄ちゃん」
私は太郎兄ちゃんをみた。死神の姿をしていた。
「一二三っ。死神界へ行ってみない?」
「どうしよう…」
私は正直、困った。死神界にはちょっとした、コンプレックスを持っている。
「死神界に君は必要なんだ」
「何で!」
「君が純血の人間で死神だからさ‥」
純血の人間だから… 何で必要なのさー

続く